ジャガイモの種芋準備 いよいよ春ジャガイモの植え付けがせまってきました。
どうも、中川農園の中川です。ここではまずは、種芋の準備と品種について簡単に説明させていただきます。
1.種芋の購入先
いつもお世話になっているミノー種苗店にHさんによると、 種芋の大産地である北海道が天候不順で不作で、よく出る品種の種芋は在庫あるが、 珍しい系はすでに売り切れて次の入荷も無さそうとのこと。
早速、メークインとキタアカリをHさんにお願いしました。 近所のホームセンター(ナフコ鹿の子台店)を覘くと、とうや・アンデスレッドが あったので、なんとか必要数量は購入できました。
ウイルス病にかかっている種芋を使うと収量が減るので種苗店での購入がお勧めです。
2.畝の割り当て
- メークイン 1畝 種芋7キロ 140株
- キタアカリ 1畝 種芋7キロ 140株
- とうや 半畝 種芋4キロ 80株
- アンデスレッド 半畝 種芋3キロ 60株
- 全部で420株
3.浴光催芽(よっこうさいが)
植え付け前に一工夫します。ハウス内の暖かいところで並べ、太陽の日に当てて 芽を出やすくします。途中でひっくり返して裏側にも日を当てます。 大沢町(兵庫県神戸市)は寒いので何もせずに植え付けると、芽が出るまでに日数がかかります。 太陽をいっぱいに浴びて、芽が動き始めたころに植え付けます。
4.品種の紹介(今年のラインナップ)
- メークイン 形は軸の付け根(基部)を上にしてやや下膨れの長楕円形で少し曲がり気味になる傾向があります。 果肉は少し黄色っぽい白で、肉質は粘質で、ほんのりと甘味があり、低温で貯蔵することで更に増します。
- キタアカリ 形はゴツゴツした感じです。目の部分がほんのりと赤みがあります。 肉質は粉質で、加熱調理するとホクホクした食感が味わえます。男爵よりも甘味が強いのも特徴です。 別名『クリジャガイモ』と呼ばれてます。
- とうや 形は球形から長球形で比較的サイズが大きい物が出来やすい。中の肉色は黄色っぽく、でん粉価が少なめ、粉っぽくなく滑らかな舌触りが楽しめます。 切った後の黒変はほとんどないので、加工用にも適しています。
- アンデスレッド 表皮は薄く、赤い色をしています。中の果肉は粉質で明るい鮮黄色をしており、 茹でるなど加熱するとほくほくした食感に仕上がり甘み旨みがあってとても美味しいです。 この色はアントシアニンによるものらしく、茹でて崩すと淡いピンクになります。
5.いろいろ
原産地は、南米チリのアンデス高原。日本へは慶長年間にオランダ船が持ち込みました。 日本へ来る前に立ち寄った港が、ジャカルタ(インドネシア)だったので、ジャガタライモとなったそうです。 芋といっても、ジャガイモができるのは地下茎(ストロン)です。 親芋の上にできるので、『バカイモ』と呼ばれることも。 植え付け前に適当な(50g程度)に切り分けます。
中川農園( 兵庫県神戸市北区)
主なサービス
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