野菜の生育に関わる主なポイントとして、土壌(肥料成分やpH値)、日光、水分、気温などがあります。
その中で、畑作りの前に必ずチェックしておきたいのは、土壌のpH値です。
ph(ペーハー)ってそもそも何の数字?
日本語では「水素イオン指数」と訳します。
水溶液にはが酸性や中性、アルカリ性といったものがあります。これらをわかりやすく数値で表したものがpH値とよばれるもので、1~14までの範囲で表されます。
pH7が中性であり、それより数値が低いものが酸性、高いものがアルカリ性になっています。
phを測定する理由
土壌によって育ちやすい野菜が違うため、目的の野菜にの栽培に合った、土壌を作っていく必要があります。
pH値があっていない土地で野菜を育てようとすると、発育不良を引き起こしたり病気にかかりやすくなったりします。
ですから、農地を借りたりプランターで家庭菜園を始める場合、まずは土壌のpH値を測ってみましょう。
測定の仕方
土壌測定器を手に入れておきましょう。
価格は3,000円~4,000円程度で購入できます。
使い方は簡単です。計測器を垂直に土壌に突き刺すだけです。
測定箇所によってもばらつきがあるので複数個所測定し、値を確認しましょう。
土壌の改良の仕方
phを下げたい場合(酸性にする場合)
主に硫黄華が用いられます。施用時によく混合し、混合後、目的の pH に下がるまで 1ケ月以上掛かる場合があります。
phを上げたい場合(アルカリ性にする場合)
低い場合は石灰資材の施用が必要です。石灰質肥料は、施したら、なるべく早く土と混ぜましょう。雨が降ると、石灰が固まってしまうので注意しましょう。
まとめ
土のpH値は野菜の出来上がりに大きく影響する部分です。
手間を取らない測定ですので、栽培する野菜が決まったら、土の状態を測定し、見直し、改良てみるのが良い野菜を作るポイントになりそうです。